言葉

言葉で 真 を綴れるものだろうか

心の闇の部分は誰にでもある

罵詈雑言 愚痴 恨み節

それら 人前に晒すものではない

故に

闇の部分は押し込めたまま

言葉は発せられ綴られる

それは偽善とは異なるが 真 とも異なる

彼の言葉 よりも 彼の行い

彼がしてくれた事

彼が作ったもの

真 はそういった辺りに 感じる ものなのだろう

毎日食事を作り 家族の世話をする母親

まじめに働き 衣食住をまかまうだけ稼いでくる父親

人間 それで十分