一筋の光

先が見えないと絶望する。

「この夜は明けない」と思い込んでしまう。

でもやはり明けない夜は無い。

極僅かな

見えるか見えないかわからないような光であっても、「一筋の光」は道しるべとなる。

「光」は善いもの。

「そちらへ行けばいい」という事、問答無用に諭されて、身体が動く。

よい方向へ歩き出した時、絶望から開放される。

全てが繋がる。

何故かわからず身に付けたもの、興味を持ったもの、調べあげた知識、それらの点が繋がり、おぼろげなのに確信めいた「何か」 - それが「光」なのだろう - を感じる頃、夜は明けていく。

ちょうど足を怪我している。恐らく骨折の類。

その事にさえ意味がある。

走らず歩け 一歩ずつゆっくりでいいから 急ぐな

と、そういう事だろう。

恩を返す時

今、「在る」のは誰のお陰か。

誰のお陰で飯を食い、衣服を纏い、そこへ住んでいられるのか。
世話になった方へ恩返しをさせていただく事が出来るのは、生きているうち。

彼が亡くなってから頑張る のでは遅過ぎるのではないだろうか。

唯一無二

他に無い。唯一無二。絶対的なオリジナリティ。

同じ人間はいない。

個の存在とは「唯一無二」であるもの。

「表現」すべきは人との違い。

いつまでも人の真似をしているべきではない。

例えば「整形」。

理由はどうでもいいが、結果、「唯一無二」を捨て、誰かと・何かと似たような者になる そういう形になる 即ち「真似をする」事である。

やる事だけでなく、姿かたちまで人の真似をして「アーティスト」だとか「クリエイター」だ、挙句の果てに「オリジナル」「個性」を叫ぶなどちゃんちゃらおかしい。

「誰々みたいになりたい」

無理だって。
彼は彼、君は君でしかない。いいとこ真似する程度なら理解できるけど、彼にはなれない。

もう少し意味を広げると、「人がイイと言っているからイイ」「流行ってるからイイ」っていう価値観みたいなものも同類。

どれだけ自分に自信が無いのか。どんだけ自分が無いのか。

それでも女子だったらカワイイと思えるが、男子がそれだとダメだろ。

性別関係なく、矢面に立とうとする者、依存を捨てて歩こうとする者、自分はこれがイイんだ! って叫ぶような人、いっぱいいる。

そういう人、イイと思う。好き。

窓を開ける

事務所。

窓を開ける。

少し冷たい風と、緑の匂いは初夏のそれ。

空が青い。

週末は晴れるだろうか。

野山の空気を吸って、写真も撮りたいな。

そんな風に思う。

人間、若い頃は刺激を求め、年齢とともに落ち着き・安らぎを求めるそうだ。

つまり、歳を取ったな と感じる。

歳を取るのは良いこと。

様々な経験をし、様々な人と関わり、様々な事が出来るようになってくる。

歳を取ることと、老けることは全く違う。

人生、半分くらい過ぎた。

今、折り返しの辺りを歩いている。

身に付けたもの、手にしたものを存分に使い、楽しみながら、老けること無く、歳を重ねていきたい。

なんか

ジジイっぽいね