先が見えないと絶望する。
「この夜は明けない」と思い込んでしまう。
でもやはり明けない夜は無い。
極僅かな
見えるか見えないかわからないような光であっても、「一筋の光」は道しるべとなる。
「光」は善いもの。
「そちらへ行けばいい」という事、問答無用に諭されて、身体が動く。
よい方向へ歩き出した時、絶望から開放される。
全てが繋がる。
何故かわからず身に付けたもの、興味を持ったもの、調べあげた知識、それらの点が繋がり、おぼろげなのに確信めいた「何か」 - それが「光」なのだろう - を感じる頃、夜は明けていく。
ちょうど足を怪我している。恐らく骨折の類。
その事にさえ意味がある。
走らず歩け 一歩ずつゆっくりでいいから 急ぐな
と、そういう事だろう。