利害関係においては、どちらかがどちらを「利用」する。
特に「金を得る」ために。
金を得るために、利用したりされたり。
自分という人間の在り方、感情などどうでもよく、「能力」が買われ、そこに金が支払われる。
商売的に考えれば自然な事だが、それは「人間対人間」の関係ではない。
純然たる利害による関係とは、使用人と奴隷 のような関係だ。
中には金さえ払わずに利用しようとする者もいる。
もちろん それらは正常な人間関係では無い。
そんな環境に身を置き続けると、どこかおかしくなるのは当然の事。
彼らと付き合うだけでは、心が豊かになったり、明日を生きる不安が消え去る事など無い。無かった。
だから、利害の無い人間関係、そういう友達や付き合いを持つ事はとても大切な事。
更に、
大いに利害があるのに、それを全く意識する事なく付き合える人がいたとしたら、それは本当に価値のある、人生の財産とも言えるべき重要な人だろう。
それは、生きるという事の幸や安堵感を学び、与えていただける事に加え、明日の飯の世話までしてくださるような存在である。
そういう人と出会えた事には、深く感謝。
「こういう人と付き合えばいいんだ」
「自分もそうであればいいんだ」
という事を教えてくれます。
金を拝むくらいだったら、そういう人たちを拝んだ方がいい
と思うのです。