共通仕様と独自仕様

HP・webシステムを合理的に効率よく運営するために、「共通仕様」となる様、心掛けて設計・開発してきました。システムを作る人・プログラマー的な「重複を取り除く」事による合理化の事です。

共通仕様化はシステムのみならず、HPのレイアウトやCSSに到るまで適用しようとしてきました。

が、共通仕様化する事で合理化されないケースも多々。

特に、ひとつだけのCSSで複数ページを書く って行為。

「CSSの一部を修正するだけで、全てのページが変更される」事を合理的だと思っていましたが、実際、修正を加えた後、影響の出るページ毎のレイアウト確認や調整が必要となります。

また、コンテンツのライフサイクルが短くなった現在では、「長期に渡る合理化の為に費やす時間と費用」は無駄に終わる事が多くなり、それ以前に時間や費用といったリソースを捻出できない場合がほとんどです。

ページに盛り込むシステム的なものも然り。共通仕様に拘って時間をかけて作っても、元を取れずに無駄打ちとなる場合もあります。

よって、「将来に渡るメンテナンス効率の良さ」よりも「効率よく一から作る」「効率よく一部を直せる」ような事、具体的には共通仕様という幹に独自仕様という枝葉が付くような、そんな「作り方」がイイな と。

昨年後半頃からそんな事を思い、試してきた事がようやく形になってきました。

すんごく前に目指した事、Rapid Application Development に加える Rapid Design、更には Rapid Maintenance。

会社を大きくするのではなく作業の効率を上げる事によって、より多くの仕事に対応しようとするのは、自分がSEだから。

一人の限界? そんな事考える奴は勝手に己の限界を作っていればいい。

仕事的なITに対する自分の根っこはそういうとこ。

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