「電気」も限りある資源

近年、「エコ」という言葉が流行ってました。

本来は「生態系」的な意味ですが、一般的には「限りある資源を大切に使おう」 といった事が「エコ」の意味合いだと思います。

が、いつの間にか「CO2を排出しない電気に移行すればエコ」である、という概念にすり替っていました。その根幹には「電気は無尽蔵である」という非常に大きな間違いがある訳です。
計画停電が現実的に実施された事で、その事に気付きまして。

電気も有限です。無尽蔵に湧いてくるものではありません。

電気に限らず ですが、「無尽蔵に湧いてくる」前提で事を進めるのは「エコ」の本質と真逆な事。
「排出量取引」なんかで解決できる話ではありません。

「電力はこのくらいしか供給しません。後は各々が考えて使ってください」

としてくれた方がいいな と。

「無尽蔵にエネルギーを生み出す」事を止め、各々が知恵を出し合い、協力し合って限りある資源の中で何とかする ってのが、地球と人間が共存していく道 – 地球規模の生態系(エコロジー)に人間および文明が取り込まれる道 – だと思います。

獣の類と同列となって生きる本能と欲望だけに身を任せて地球を削るのではなく、「知恵を使う」 と。

我々、人間ですから。

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