朝の世界、ほんと「イイ」。
全てがこれから始まるような、澄んだ空気に満ちた世界。
昼間だと見慣れた景色、やり過ごす対象さえ、キラキラと眩しい表情を見せてくれたりもする。
夜明け直後辺りだと、出会う人も爽やかだ。
「おはようございます」
って声を掛け合ったりもする。
既得権益に群がる人間によって壊されかけた「311以後」という今日この頃の世界。
どうにもならない事や失望に塗れ、世の中に絶望し、この世はこんなものか なんて思いで接していた「世界」は、全てではなくほんの一部でしかないんだよ って、朝の世界からの声に諭される。
明けない夜は無く、夜が明けた瞬間の世界は本当に素晴らしい。
朝の世界に身を置くと、心身ともに清く洗われるようだ。
明日も早く起きれればイイな と、仕事はそこそこに少し早く寝る。