撮影を請け負った場合、本番撮影の前に現場の下見をする。
光はどうか 広さはどうか 当日の進行はどうか 被写体の動線はどうか
そんな事を確認。
撮影当日、現場へ少し早めに入り、本番環境の確認・試し撮りなどをして本番に備える。
備えあれば憂い無し。
そうやって準備してから本番に臨むと、まず失敗は無い。
そんな風に撮影に臨むようになったのは、割と最近の事。
「技術や道具があれば本番がどうであろうが臨機応変に対応できる」
それはそうだが、それは傲慢というもの。準備なしで本番に臨むのは明らかに粗雑である。
以前、「撮影は本業でないし」などと思い、下準備無しで本番に臨んでいた。
丁寧な仕事 粗雑な仕事
どちらがどうであるかなど、比べるまでもない。
仕事が上達すればするほど、本番より準備や練習の方が大切である事を知る。
準備や練習 という土台があるから、本番では「余力を」臨機応変に活かせる。
準備が足りないと、本番では「仕事をこなす力を」活かすのが関の山である。
今行うべきたったひとつの事に集中して丁寧に。
地味だけど、そういった行いが よい・美しい と思えるこころ 大事。